今日は楽しみにしてたことがある。
伊勢ってのは「赤福ひとり勝ち」な感じもするけど
まぁ、そうなんだけど。
でも、他にもいろいろ和菓子と言うか「あんこ物」があって
それぞれの店固有のファンがいるんだな。
ひいきのお店と言いますか。
ウチは利休饅頭を主力商品にしてる藤屋窓月堂っていうお店がひいきです。
あの内閣官房長官だった藤波さんのご実家です。
で、今日は年に一度「蓬莱山(ほうらいざん)」っていう饅頭が売られるのね。
僕も何度か自分のホームページで採りあげてたんだけど、いつも買いそびれちゃって。
で、今年は予約を入れておいたんだよ。
はい。
数年越しでやっとこさ 買えました♪
箱を開けてみます。
じゃじゃーん。
中には金箔をトッピングした巨大なまんじゅう!
これな、まんじゅうの種別ごとの名称では全国的に薯蕷(じょうよ・じょよ)まんじゅうって言ってな。
上用饅頭とも言うみたいだけど、誰だよ。最初に言ったヤツ。全然本来と意味が違っちゃうじゃんかね。
これは字のとおり山芋とかを使って、白くふんわり蒸し上げた皮なのよ。
和菓子屋さんの間では薯蕷まんじゅう見れば、そのお店の技量がわかるそうだ。
きっと他に例えるなら洋食屋のオムレツ、中華屋のチャーハンみたいなもんね。
中には主に歴史的なことを書いた能書きと、カッティングマニュアルが入っています。
箱から出してみると、あまりの「ずっしり感」
ってなわけで計ってみたら580グラムありました。
卵のMサイズ10個ぶんです。
こうして割ると、ちょっと せくすぃ♪
わたしは せくすぃ♪に敏感ですw
これ作ってる職人さんに聞かせてやりたいわ。
さて、底には高級な豚まんみたく経木(木をぺんぺんに薄くスライスしたの)が敷いてあります。
その経木には2箇所の印がついてて、その印を結ぶ線を切れば、うまく切れるわけ。
どのように「うまく」かは下の写真を見てちょうだいな。
はいっ!
かわいいでしょ~
これがキング・オブ・まんじゅうよ。
この蓬莱山って、ここの和菓子屋さんだけじゃなくって全国的に、こういう「子まんじゅう」を仕込んだ薯蕷まんじゅうのことを、そう言うそうだ。
味は、もちろん 利休饅頭の藤波さんだけあって、文句なしにうまい。
あと、この蓬莱山を扱ってる和菓子のメジャーと言えば東の○○さん(tiger)や西の○○○○さん(crane)だが、べらぼうに高い!
藤波さんちのはほとんど同じサイズで約1/5よ!
この巨大なのが、たったの1000円。
来年も買う!