志摩の「おじ」から町内会の議事録の清書を頼まれた。
お礼なんていらないのだけど「サバの塩辛もってったる!」って言うから「うん!」と。
大好物なんです。
イセエビやアワビの派手さに隠れて目立たないですけど志摩の隠れた名物「サバの塩辛」
真夏にサバを内臓ごとブツ切りにしたやつを土に埋めたかめの中で熟成させるのね。
真夏だよ。真夏w
もう、熟成ってか、はっきり言って「腐敗」ですw
悪い意味で「禁断のにおい」がします。
もっとストレートに言うと「真夏に生ごみのポリバケツの中をかいだにおい」です。
東京とか大阪とか、人の多いところに行って投網で100人ほど生け捕りにして
無理やり「サバの塩辛」を試食させたら
おそらく、この旨さがわかる人は10人いないんじゃないかと思います。
世界を征服したら、真っ先にやってみたいと思います。
白くて細かいツブツブがありますけど、あれはゴマとか上品なものじゃなくって発酵過程でできた「何か」ですw
ちょっと身を割ってみると、中はナマのサバの色ですね。
さてさて、この腐った魚の切れっぱし。
強烈な塩気は塩からだから当たり前ですが
トロッとして、同じ発酵魚仲間のアンチョビなんか全然相手にならんくらい旨味が強いです。
それと、内臓の軽い苦味がコクになってるんだな。
サバの塩辛1切れあれば
「漫画に出てくるような山盛り丼めし」を軽く2杯イケます。