子供の頃「なんで、そんな事に関心を持ったのだろう」という趣味といえば切手集めだ。
今の時代に切手集めと言えば、とんでもなく暗いイメージの趣味だけど
昭和40年代前半生まれの男児なら誰でも通った道ではあるまいか。
少なくとも、僕の周りでは至極一般的な趣味だった。
小学校2年か3年くらいの頃だったかね。
初老でハンチング帽をかぶったおっさんが自転車で団地に売りに来ていた。
どこで、どうやって買ったのか思い出せないけど
僕は、なぜか青い表紙の切手アルバムと、先が平べったい切手専用のピンセットを持っていた。
何だよ。その「切手専用ピンセット」ってのw
で、友達と競いつつ、何となく集めてたのかな。
ただ、ある日 ウチの母ちゃんが激怒していたのを覚えている。
断片的な記憶をつなぎ合わせてみると
たぶん僕が切手屋に売りつけられた切手が額面の何倍かで、使用済みでとか
そういう事で文句を言いに行ったかと思われる。
たぶん、その日を境に切手集めの記憶は途絶えた。
さて、そこで残った切手専用ピンセット。
先っぽが平べったい形状を活かして有効に使いたいものだ。
ある日、コンセントに差し込むと派手な音と火花をたててスパークすることを発見。
こいつは大変エキサイティング。
小学校生活にスリルの花を添えましたとさ。