いや、突然 思い出したものですから。
ウチは大変ありがたいことに学校から帰ってくると母ちゃんがおやつを用意してくれている家でした。
パンの耳を揚げたのに砂糖をまぶしたのとか手作り系と、日本にやってきたばかりだったミスドとか。
コックさんの帽子をかぶった、あのミスドのマークが、ちょっと怖いけど好きだったな。
で、プリンなんかは手作り系だったんですけど。
ハウスのプリンミックスを使ったやつね。
当然、手作りだからカップをスプーンでほじくるタイプ。
だけど、いまいち「コレジャナイ感」があったと言いますか。
頭の中のプリンはカップに入っていなくて、頂上には富士山の雪よろしくカラメルの層があって。
だけど目の前のプリンは・・・
スプーンでほじくると、容器の内側にほじくり残しができるやつ。
おまけに、時々カラメルを仕込み忘れていて
カラメルの素の銀色の袋がぽつんとキッチンのステンレスの台の上に放置されてて。
「あ”ー」とか僕は二重にがっかりしている。
そこで出てきたのがプッチンプリン。
きれいなおねいさん(林 寛子さん)がCMしてたアレだ。
頭の中のプリンを目の前で実現してくれる「夢のプリン」が登場というわけ。
ただ、その時からわかってた。
このプリン、母ちゃんのに比べて、うまくない。
文句ばっかりで、いやな小学生ですこと。
おほほほほ。