この時期、僕が住んでいるド田舎では、いろんな草花を見かけます。
もう、ちょっと時期を過ぎた感じもありますが
春の訪れとともにイタドリという茎が中空で、大きめの草が伸びてきまして。
僕とイタドリとの出会いは
小学校5年の終わりに東京から愛媛に引っ越しまして
そこで野山の自然の豊富さに圧倒されまして
原住民の子らから、いろいろ教えてもらいながら
毎日外で遊んでいたのですけど
そのなかに「イタドリを食べる」というのも日課でありまして
最初は「え?本当に食べられるの?」と友達が先に食べるのを見守ってて。
適当な大きさのイタドリを抜いてというより折って摘み取って
皮をむいて。
明るい緑で、縦に繊維が通ってて
最近は見なくなっちゃったですけど昔は洋菓子のトッピングに「フキの砂糖まぶし」みたいなのがあって
それに似てるなって思いました。
味は、酸っぱい!
見た目よりジューシーでね。
それが、外で山を登ったり、がけを上ったり、汗かきかきなせいかうまい!
というわけで僕はイタドリをすっかり気に入って。
東京の子の感覚だと、そこいらじゅうに「うまい草」が生えてるなんて夢かよ!って。
とっても感激したように覚えています。
「塩をかけると、さらにうまいよ」って教えてもらって、それから外出時は専売公社の塩の小瓶、赤いフタの。
あれをポケットに入れて。
いやね、さっき、ネットニュース見てたらイタドリの塩漬けが1キロ1500円で出てたもんで
「うはっ!売れるんだ~」って思って。
おもわず書いてしまった。
イタドリついでに、イタドリが生えてる場所では大抵クズも生えてて。
え?人間のクズ?
すまんね。そっちじゃなくって。
あれも、いつか、根っこからクズ粉を精製して
水ようかんでも作ってやろうと思ってます。
資源が無限にあるで。
ほなら、きょうも元気にいきましょ。