ここ最近、急に寒くなってきたので
ちょっと仕事が煮詰まった時に気分転換も兼ねて近所に散歩しに行きました。
暖まるんだよね~散歩。
てか、今まであんまり寒いとか思わなかったのに・・・
老化ですなぁ。
しかしま~
「TVも雑誌も神宮だらけ」っていろんな人から聞いてたけど
ここ半年間、なんか凄まじいものがあります。
神宮の近くで商売をやっている息子の雇い主からは
「毎日が以前の土曜と同じくらいの混み方」と、
金儲けはいいから、もう疲れたっ・・・て感じで話してくれました。
実際に外に出てみると
「日本には、こんなに観光バスがあったんだ~」って驚かされます。
道路は観光バスと県外ナンバーの車だらけ。
まぁ、そんな感じで。
かつての日本全国民があこがれた地。
特に慶安3年(1830)、慶応3年(1867)、宝永2年(1705)、明和8年(1771)、文政13年(1830)には大ブームがあったらしくて
最も多いときは半年間で約458万人の参拝者があったって記録が残っているんだって。
どうやって数えたんだよw
凄いね。マスコミとか無い時代に日本中でブームだったのも、交通機関って ほとんどが「自分の足」だし。
で、参拝者の地元の村での出資システム(伊勢講)とか、善意で成り立っていた道中の資金調達とか世話でしょ。
で、記録も結構マメに残ってるもんだから
こうして後の世の物好きが「へぇぇ~」って楽しめるw
ほんと、この国に生まれてよかったわ。
さて、写真の寂れた通りはウチの前にある丘の稜線沿いにある道路で
伊勢神宮外宮から内宮を結ぶ通りなんですけど
車が何とかすれ違える程度で、今は役目を他の道路に代わられて
近隣住民が使ってるだけです。
今の姿を見ると信じられないのですが
ここが、昔 凄かったんですよ。
日本の文化の発信地だったそうで江戸の吉原、京の島原、伊勢の古市って三大遊郭があったそうで芝居なんかも日本で最新のものが演じられてたそうですよ。
全国から人が集まる→門前の大繁華街で遊ぶ→地元の村に戻って「みやげ話」を言いふらす→伊勢にあこがれる村の衆
って、スキームができ上がっていたんでしょうね。