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もらいもの生活

アイゴ

志摩のおじからアイゴという魚とカキの剥き身をもらいました。

アイゴはヒレに毒がある魚です。
食べるぶんには問題ないのですがヒレに刺されるとあかん方の毒です。

おじにもらったアイゴは「勝手にイセエビの網に入ってきた」そうで。
まぁアイゴには気の毒ですけど
「天からのもらいもの」ですね。

煮付けにすると骨離れもよく、骨もカレイみたいな感じでわかり易いので
魚を食べる練習用に子供に食べさせたいところですがウチの子供というか既におっさんになった元子供らにはスルーされてしまいました。

僕は国際的にも定評のある「日本人の器用さ」とか「根気よさ」に
魚の骨を箸で選り分けて食べる習慣も寄与してるんじゃないかなって思ってるのですけどねぇ。

カキ

カキは、ちょうどカボスがあったので
あぁカボスってのは柑橘類でポン酢の材料になったりするやつです。
それを絞って。

もともとカキには海水と同じ濃度の塩分(3.5%)がありますので
カボスを絞るだけでOKなわけです。

だいぶ前にもココで書きましたけど
九鬼水軍の末裔、志摩の漁師らには「生がきは3個まで」という伝承がありまして。

海がきれいで、とれたてのカキでも、そんな感じで
体調とか潮の具合とか、悪いコンディションが重なると事故になるので
自制を促す警句があるわけです。

というわけで、少しだけ生で食べて
あとは豆腐と茸とで鍋にして、最後はお約束。
翌朝の雑炊で食べきりました。

僕が暮らしている所は、あきれるほどの田舎ですけど
それでも、食べ物を通しても四季の恵みを常に感じられるのは愉しいものです。

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