なんか、今頃 春の嵐かよっ って感じの天候が昨夜から続いています。
トマトの苗、倒れてないといいな。
ブラック・サバス
さて、たぶん知らないだろうとは思いますが
ブラック・サバスというイギリスのバンドがありまして。
ヘビメタとかのもっと源流に位置している
70年代ハードロックから第一線に君臨している老舗です。
で、そこにトニー・アイオミというバンド開始以来のギタリストがいまして。
ま、ブラック・サバス=トニー・アイオミみたいな。
なにせブラック・サバスというバンド名からお察しのとおり
これまで世に出した曲は
一貫して「死」「悪魔」「霊」をテーマにした「おどろおどろしい」詩が多いのですが
ここ20年ほどの間でチャリティーイベントへの出演とか
すっかり「実は、いい人」がバレちゃった感じもあります。
若いころ致命的な事故が…
で、この人 ギタリストなのに弦を押さえる側の手(左利きなので右手)の中指と薬指の先っちょが無いんですよ。
特に薬指は爪の根元くらいまで無い。
デビューする前の下積み時代に板金工をやっててプレス機でやっちまったそうです。
これはギタリストとしては致命的。
切っちゃった直後は、さぞかし絶望したでしょう。
逆境に負けず
でも、克服しちゃったのが凄い。
指先に自分で作ったプラッチックのキャップをはめて
ギターも支障が最低限になるように改造して
で、第一線の人として活躍しているワケです。
自分との関わり
それを僕は10代の頃に知ったのですが
毎日毎日、運指を練習していてキツい事があったりすると
(てか中学生は、そんな事やらず学校の勉強しろよ・・・)
トニーさんの事を思い出しては自分の弱音にカツを入れてました。
特に若い頃は世の中の道理とか全然見えてませんから
困難に出会っても
何かと自分の弱さを「他人のせい」にしてしまいがちです。
そういう意味で、早いうちに人生の支えに会えて
幸運だったと思います。