弦楽器は原則使うごと音程を合わせる
弦楽器は構造上、
あるいは弦を直接指で触るので、
あるいはチョーキングって言うんですけど
音が出ている状態の弦を引っ張って音程を上げる奏法を多用する関係から、
原則とても音程が狂い易いんですわ。
原則って例外もあるからだけど、話が長くなるから今回はいいです。
で、原則「この音に合わせましょう」ってルールがあるんですね。
原則って例外もあるからだけど、話が長くなるからこれも今回はいいです。
音を合わせる機械がある
で、音を正しく保つ為にいくつか方法があるんですけど
今は圧倒的にチューナーという機械を使う方法が主流です。
それが写真のヤツなんですけど
音を鳴らすと音程を計測してくれる機械で
音を鳴らしてはペグ(糸巻き)で弦を張ったり、ゆるめたりしながら音程を合わすのです。
最新型を見た時の記憶
10年くらい前だったか、ギターのヘッドに何か小さな黒いもの付けてるミュージシャンを見て
「あれは何だろう?」と思ってたら、それがチューナーで
これまでは据え置き型だったんですけど
何だかかっちょぇぇ。
で、楽器屋に見に行ったら高かったので買いませんでした。
「1000円切ったら買おう」って思って。
僕は気が長いのと貧乏性の「あわせワザ」で、映画なんかも劇場には観に行かず
DVDになって、それが7泊8日100円になるまで待つ人です。
最新型を試す
で、ですね
先日ついに1000円を切った値段で店頭にあったので試してみました。
そしたら、すげー使い易いの!
小学生、中学生の時は音叉(おんさ)っていって
ヤマハのロゴマークに使われてるの
2股の武器みたいな鉄の棒を膝で叩いて
すぐに、それを上下の歯で咥えて
すると耳で聞くより骨伝道で明瞭に音がするんですね。
A音(440Hz)が。
それを5弦に合わせて
それからそれを基準に他の弦を合わせてたんですけど
高校生の時に数千円でチューナーを買って
「これは便利」と驚いて
それから30年以上使ってまして
昭和から平成になって久しいですけど
そういう時代の大きな段差を一気にまたいだと云いますか。
音が合うと表示パネル全体が緑に変わるのが
もう視力も怪しくなってきた自分にとても親切と云いますかね。
なんだか「おお~っ!」って感激しました。
全自動も存在するけどダメだろうな
まー、最新型は糸巻きと連動していて勝手に音程を合わせてくれるそうですけど
正直そんなの要らないや。
今のコレで充分。
とか思ってるんですけど
数十年後には、また、革新的な
今まで思いつかなかったようなものが登場しているんでしょうね。
こうして弦楽器だけでなく
人生のアレやらコレでも、何かの指標を示してくれる機械があったら・・・
とか思ったのですが。
常時携帯できるの。
でも、それは、とてもつまらない機械ですね。