そういえば、ここ最近は
鳥羽や志摩でばかり飲んでたので
(魚の店ばっかりという意味)
夜の伊勢はすっかりご無沙汰だったんですけど
焼き鳥屋さんのメニューを見て気づいた。
「ナマモノが無い!」
ちょっと前までは「とりわさ」とか
「レバ刺」とかあったんですけどねぇ。
正直、焼き物ばっかり食べてると飽きるので
まぁ、このお店は単なる焼き鳥屋よりも、
やや鶏料理店寄りなもんですから
(焼いている途中で何度も串モノを
ハサミで整形したり、
美しい仕上げの職人芸的なお店です)
揚げ物とかもありますけど
やっぱりナマも欲しいよな・・・とか思ったり。
日本食文化の結実だったのに
「ナマ肉は、それなりの安全とされている流通経路を経て
安全とされている工程で加工されないといけない」
というのが、これまで長いことあった「ナマ食文化」ですけど
もう問答無用で「全面禁止」というわけです。
次は魚介類か?あ?
何だかその理屈でいくと一般的な刺身。
魚介類。
あれも、何かの食中毒事件をきっかけに
変なヤツ(声の大きいヤツ)が騒ぎ始めて禁止になったり・・・
正直、これって役人が仕事を作るためにやってるとしか思えない。
まじめな食肉処理業者や料理店には
長いこと日本人が食中毒のリスクを賭けて培ってきた
生食ノウハウが蓄積されているわけです。
まだ、それが消えないうちにナマ食文化を取り戻したいものです。
とか、そういうナマ食しない人からは
「あほとちゃうか?」って思われるかもですけど~