ようやく昨日あたりは心身とも余裕が出てきたので
まずは、ほんの30分程ですけどウチの前の川に散歩をしに行きました。
桜の状況も気になってたしね。
ウチは家の前が県内有数の桜の名所になっているので
酒持参、徒歩でで花見に行ける恵まれた環境ですけど
僕はなぜか花見酒とか何回もやっているのに、それほど好きでは無いんですわ。
酒も花が咲いているのも、どちらも好きだけど
「べつに同時にやらなくていいじゃん」みたいな。
この時期ってのは、まだまだ寒いし。
まだ会社員だった頃とか会社の公式行事で花見があったけど
正直、我慢大会だったですもんね。
「会社の行事で体調崩して戦力が落ちるのどうよ?」みたいな。
川っぺりを歩きながら
何度もここで書いているんですけど
30年くらい前までは、水が濁ってて
川底には灰色の変な長いものがビッシリ付着しててヘドロも積もってたとても汚い川で。
においも臭かったです。
その改善対策として、まず周辺全戸を下水化して。
いわゆる、川に汚水を流さないようにし始めた噂は
当時住んでいた静岡まで聞こえてきました。
それから十数年。
14年前に家族でこちらに引っ越してきた頃
川底の浚渫(しゅんせつ。大規模な川さらい)の最終段階で
川には何台も重機が入っていました。
その頃の僕は「税金で商売の資源をテコ入れしやがって」って冷ややかな目で見てたんですけど
人間勝手なもので、
自分自身の仕事が上手くまわってくると
そういう勘ぐりはどうでもよくなって。
今は郷土が誇る清流になっちゃっているというわけです。
あとは「汚かった昔」を知ってる僕らの世代が死に絶えたら完了だなw
で、散歩しながら思ったんですけど
人間誰しも「ああなりたい」とか
「あれができればいいのに」とか
そういう向上意欲ってあると思うんですけど
なかなか思っているだけで具体的に着手しませんよね。
いや、川を取り戻す事も20年以上の取り組みでしたし
「なにを今更・・・」とか昔は思いましたけど
スタート地点があって、継続があって、そして成果を得るという当たり前のこと。
スタートは、いつだって遅くないんだと。
こんなの格言で言い古されていますけど、ホントにそう思ったです。
取り戻した清流に流れ込む小さな川では
きれいになったついでに
調子に乗って「ホタルの名所にしよう!」とか動き始めたそうです。
いいぞ。やれ。