未来では人が考えていることを察知して
生活を便利にしてくれる道具が身の周りにあふれている。
はたまた陰謀論っぽいのだと
未来では人の考えを盗んだり心を乗っ取って
目的を果たそうとする悪の組織が跋扈していたり。
実際に時が経てみると、
そんな未来予想図に描かれていた事は次々と叶えられて
しかも大抵は未来予想図よりも
もっと洗練された方法で実現されていて
だけど、人の考えや心の中まで読み取れるのは当分先の事だろ・・・
みたいに思っていました。
そして、それは かつて日本を騒がせた某宗教団体が信者に
電極がいっぱい取り付けられた変なラグビーのヘッドギアみたいなものを被せていたような方法で
強制か洗脳のプロセスを経て
電気的に行われるものだろうって思ってたんですね。
さて、90年代後半、インターネットを使うようになって。
「おぉ、リンクというものをクリックすれば部屋に居ながらで海外にもホイホイ行ける!」って最初は喜んでいて。
リンクをたどる他は「検索」という手段を使ってホームページを見つけることを覚えて。
「検索エンジンって全然エンジンじゃないじゃんw」みたいな。
Yahoo、goo、Excite、infoseek、Altavistaなんかも使いました。
10年後には自分がそれに関わるとも知らずw
ただ、当時の検索エンジンは遅くて精度が悪くて。
そのうちGoogleというシンプルすぎるサイトを知って
それがまた、検索結果を出すのが早いし、結構精度が高くて
大ファンになりましたけど
当時の僕の認識だと
こんなに便利なサイトを無料で使わせてもらって
世の中には親切な人がいるもんだな・・・ってw
ありがたいな~ってw
そのGoogleはまたたく間に大企業になって
当時天下だったマイクロソフトをも脅かす存在に成長して
間抜けなことに僕はようやく気がつきました。
「googleに頭の中を自らの指で嬉々として打ち込んでいる」って。
関心のある事、関連のある事、googleは既に僕のことをかなり知っているって。
Googleの快進撃はとどまるところ知らず。
地図では関心のある場所を全て知られ
経路検索では行き先も知られ
YouTubeではどんな音楽をどれだけ聴いたか知られ
画像検索では・・・
というわけで本当に頭がよい人の罠にはまって
心を、頭の中身を、
自分から喜んで差し出していたでござる。
ま、過ぎちゃった事だし いいですけど。
とうの昔から
この便利さから抜け出せなくなっちゃっているというワケです。