大きな教訓
人生、半世紀近く歩んだところで
いくつかの大切なことを学びましたが
その中のひとつに
「ヅケは残り物の刺身で作っちゃダメ」というのがあります。
ヅケとは?
ヅケとは念のために説明しますと
カツヲやマグロなどの刺身を
醤油+みりん+酒などで漬け込んだもので
ウチはショウガを沢山すって入れますし、コンブのご家庭もあるそうです。
サーモンとかイカでやっても美味しいですよ。
志摩の郷土料理の手こね寿司は
「カツヲのヅケをぶつ切りにしたのを混入しているちらし寿司」のイメージでだいたい合ってます。
わが家のヅケ事情
で、それを子供の頃からの習慣てか親がやってるのを見て。
ウチはもともと
「刺身→刺身茶漬け→それでも残ったらヅケ」のパターンだったのね。
わが家のヅケ革命
でも、ある日
「買ってきて最初から刺身用とヅケ用にすればよくね?」って思って
それからそうしたら絶品のヅケができるようになりました。
そりゃそうだ。
親と違って僕は晩酌に2時間かけるから
冬でさえ刺身が傷んじゃう。
それと最近ウチでの流行はヅケ+ごま油。
地味だけどゴマ油も三重県の特産品
ちなみに赤福とかあすきバーとかベビースターとか菓子ばっかりじゃなくって
三重県の隠れた特産品に「ごま油」がありまして。
これはゴマ油界の最大手の九鬼産業さんがあるからです。
九鬼という全国的に珍しい名字は
そう。あの海賊大名 九鬼嘉隆公の末裔だそうで
そこのごま油の特級品で卓上ビンのがあるんですけど
ヅケを載せた丼めしを半分食べて
それから、ごま油を少々垂らしますと震えるような美味です。
(僕はセコいので味を最初から変えずとりあえず味わって途中から変えるのが好き)
さっきもカツヲのヅケで朝食を食べたんですけど
昨日の夕食で次男と三男の2人だけで4合食べたし。
子供らにとっては物心ついたときから当たり前に食べている家庭の味ってやつです。
僕は漬けて2日目の
ちょっと魚の身がトロッとしてきた頃のが特に好きです。