子供の頃、ごくたまに母ちゃんが
どこか特別なルートからポテトチップスを買ってきまして。
昭和50年頃の話。
厚紙でできた大きな箱の中に、遮光されていない透明の大きな袋が1つ。
その中にギッシリ詰まっていた湖池屋のポテトチップス。
のり塩味。
(40年経った今でもコイケヤのポテトチップスでは一番人気!)
さてと…
そういう経験がポテトチップスの原体験だったものですから
今のポテトチップスの袋を持った感覚とか
袋を開けた空虚感に
「まるで袋に入った空気を買ってるみたい」
とか思ったものですが…
今や、すっかり油モノも好まなくなってしまって
その落胆すら、どうでもよい過去の事になってきています。