相差のクジラ祭
というわけでクジラ祭。
実は、この記事 15日の朝に書いてます。
今夜はツレの最後の晩になるんですけど、
僕も同じ民宿に泊まりに行こうか調整中なのです。
【16日追記】結局、忙しくて行けなかった。
感謝と供養
こうやってね、海の幸を恵んでくれるものに感謝する。
日本人だと当たり前なんですけど
そういうのを欧米人に見てもらいたいのよ。
あっちでは「礼儀正しくモラルがあるけど
かわいいクジラやイルカを無差別に虐殺する日本人」
なんてイメージがあるそうで
現にツレも1~2回目の来日ではそう思ってた様子でしたが
最近理解してきた模様。
ま、それはそれとして調査捕鯨という名目で商業捕鯨をやってる
日本の現状はアンフェアだと思います。
フランスから来たツレと合流
右端の。
「日本の祭がどういうものかよく理解していなかったから
カッチリした格好で来ちゃったよ」とか照れくさそうに申しておったです。
べつに問題ない。
僕はタンクトップ、短パン、サンダル。
夏のスタンダードです。
心の中で国旗に敬礼。
何度もこのブログで書いてるけど
日本に生まれて、どんだけラッキーだったか。
古式銃演武でまさかのキャリアが役立つ
全然聞いていなかったんですけど
火縄銃を持ってウロウロしている人がいたので後をついて行ったら
松本藩森重流砲術の演武が行われるとか。
実は現代も古式も問わず銃砲業界と
僕が居た煙火業界は結構イロイロつながってて共通の話題でスグに打ち解けたので
忙しいところ失礼して
どさくさに紛れて事情を説明してツレにいろいろ解説してもらいました。
まさか花火師の経歴が人生で役立つとは。ありがたい。
なぜ信濃松本藩の砲術?
何で信濃松本藩の砲術が?
志摩鳥羽藩主だった松平光慈(みつちか)公が信濃松本藩に転封になったご縁だそうです。
それまで豊富にあった海のものから遠ざかって
お殿様、さぞかし困ったでしょうね。わかるわかる。
いや信濃も良い所でしょうけど~。
本物の海女さん登場
というわけで、リアル海女さん6名が登場。
6名の根拠は、くじら神輿をかつぐ棒の関係です。
この村の女性は海女漁をしている人が多くて、
さらに漁村には珍しく意外と広い田んぼもあって
おまけに民宿だらけ。
つまり、この村の女性はめちゃめちゃよく働くのです。
僕、女性ばっかりの職場に長年居たせいか、よく働く女性だらけの環境って好きですわ。肌に合うって感じ。
クジラ祭りの開始です
はい。クジラを沖に送り出します。
この後、漁船とともに湾内をグルグル周ります。
次世代教育も忘れてないぞ
続いて、ちびっ子海女さん、ちびっ子漁師さんの魚貝類放流です。
単に「祭だ!イェーイ!」じゃなくって
これはね、いい教育ですよね。
こういうのは一生忘れないからね。
村単位でこういう取り組み。素晴らしい。
あぁ、それとツレが「湾内なのに水がクリア!」って驚いてましたけど
「あぁ、日本じゃ普通だね」とか適当なことを言っておきました。
他の地方はシラネ。
打ち上げ花火も加わって盛り上がってます
漁船とクジラの神輿が湾内をグルグルしている間、昼玉の一斉発射が何度か。
銀色したステンレスの筒に、これまた銀色の防炎シートを被せてあります。
仕込み終わったスターマインの誘爆を防ぐ為です。
僕の時代はクッソ重い鉄筒から始まって
FRP、ステンレス、紙筒と変遷期でしたけど今は何が主流なんだろう。
てか、ズームだとレンズの汚れが気になります。
クジラ祭りのクライマックスに
der=”11″ data-amb-layout=”fill-width”>
じゃじゃん!
沖からやってくるのは黒船か!?
はたまた、ついに支那から攻めてきたか?
いえいえ、大変縁起がよろしい宝船でございます。
このカット、大好き。
恵比寿さん、かわいい。
浜ギリギリまで寄って「餅まき」を始めました!
「餅まき」ってスゲー目出度い感じがして、観てるだけでシアワセな気分になります。
あ?
前のハゲ頭は僕に似てるけど違うよ。
こんなに白くない。
今の僕は日焼けしてチョコボールみたいになってますw
おまけ
やたらと親近感があるお姿。
僕の頭と身体の対比もだいたいこんな感じです。
てか「お調子者」ってどこにでも居るのねぇ。
このお祭り、夜は結構盛大な花火なんかもあって
ツレがお世話になってる民宿のご夫婦に「行かないの?」って聞かれたけど
「もう花火はこりごりです」ってw
いやさ、花火師やってたっていうと無類の花火好きと思われがちですけど
炎天下で鉄の筒を担ぎながら
「花火の無い国に住みてぇ~」とか言ってましたわ。
じゃ何でそんな会社に就職したか?って
クーラーが効いた事務所で貿易業務をやるって話だったからよ。
「話が違う」って文句言ってたら
あぁ、その話はいいわ。
以上、ご静聴ありがとうございました。
土曜は昼にツレをうどん屋に連れて行って
その後、駅で見送る予定です。
京都の祇園祭を撮ってからパリに帰るそうです。