漁村の伝統食品
こっちの方言で「ソマ」とか、
よその人に言うときは「ソマガツヲ」っていう魚がいましてね。
標準語だとソウダガツヲとか宗田鰹とかソーダカツヲって言うそうで
適当な画像が無いのでアレですけど
小型のカツヲの腹にシマシマが無いサバっぽいヤツって想像して下さい。
友達がくれた
先日、外回り営業をしている友達から
「面白いもの入ったよ~」って届けてくれたのがコレですわ。
ソマを生ハムみたく超薄切りにして経木(木のシート)に並べて塩辛にしてあると思うんですよ。
塩辛にしてスライスだと冷凍しないと無理じゃないのかな…
とか製造工程を考えながら食べようと…
実食!
上手いこと経木から剥がれないw
だけど、味は上等よ。
典型的な魚の塩辛。
少し囓っては酒をあおる。
清酒と大親友ですわ。
酒が旨くて仕方がないです。
息子も絶賛
ちょうど風呂に下りてきた三男を捕まえて
酒と一緒に試させたら大絶賛。
若者にもこの味、わかるのね。
というわけで、ご飯用にラップで包んで少し残しておいたら
僕が寝ている間に三男に全部食べられてしまった模様。
ってなわけで結局ご飯では食べなかったけど
ご飯にも合うだろうな~。
昔だって、いろんな魚の楽しみ方してたんだ
魚の塩辛って現代では臓物の塩辛ばっかりになっちゃったですけど
昔は身の塩辛も普通にあったんですけどね。
こちらではポピュラーなサメの干物もそうなんですけど
最近、そういう失われそうだったり
失われたけど文献に残ってるものを再現したり
「食文化の掘り起こし」的な動きが一部であって
個人的には大歓迎って感じです。
仏像とか建造物を修復するのは個人じゃ無理だけど
こういう民俗的なものだって文化財。
食べる文化財を修復して次世代に渡すことは庶民だって可能なのだ。