オブラートとの出会い
今も昔も変わらず、子供は、やたら熱を出したりしますからね。
小さい頃に粉薬を飲まされるとき初めてオブラートを見ました。
厚紙製の円形で薄いケースに入ってて重なっていると光の透過具合からかパールっぽい色合い。
あれに包めば苦い薬も飲み易い
と母ちゃんが差し出してくれたのですが
実際に使ってみると…
- 粉薬を包むことによって体積が巨大化してしまい小学校前半の子に嚥下は無理。
- 上手に水を使えれば飲めるんでしょうけど小学生がやると唇とかにひっ付くので上手く飲めない。
以上の理由から
「少々苦くても面倒臭いからオブラートいらない」と僕は突っぱねた記憶があります。
他にも用途ありますよね
昔、婆ちゃんちにあったオブラートで包んだ角切りのゼリーとか
そうだ!
九州名物のボンタンアメもオブラートで包んでありましたよね。
今もそうなのかな?
最近はキャラ弁の友だとか。
あれに食用の色素で絵を描いたり、
海苔を海苔細工レベルで精緻なカットをする前にオブラートを貼って補強するらしいです。
オブラート誕生のヒミツ
さて、ひょんな事から最近知ったのですけど
伊勢の属国で玉城町って名前の田園地帯があるんですけど、
そこのお医者さんの小林政太郎さんって人がオブラートを開発したんですって。
小林さんは特許をとって工場を建てて大儲けしたけど
特許の期限が切れたら模倣者に負けて工場を閉鎖しちゃったんですって。
だけど元々腕が良い医者だったから食いっぱぐれは無かったそうで。
でですね、小林さんも人間ですから命に限りがあって
1947年に他界されたそうですけど戒名がイカしてる。
欧福楽徳居士ですってよ。
オブラートにかけてある。
てか夜露死苦みたいでヤンキーっぽいw