不思議な白い旗がたくさん
斎宮ら辺を走ってたら
田んぼに白い旗が林立していて異様な光景でした。
とにかく異様だったので車を路肩に停めて写真を撮ったのね。
本当は、地平線に準じるくらい広い田んぼだったんだけど適切な写真を撮れなくてごめんなさい。
地元民に強制インタビュー
はて?この旗は何の目的で?って考えてたら
農道を軽トラに乗った
どう若く見ても80以上な婆さんが通過しようとしたので
やや強引に とまってもらって
そしたらギョッとしてたけど
丁寧に旗のことを尋ねたら笑顔で教えてくれました。
田んぼの中に無数に立ってる大きな白旗の目的
それは
夜中に白サギとか大きな鳥が苗をほじくっちゃうので
”鳥除け”だそうです。
この辺は被服関係
ついでに、奥に見える円墳みたいなのは
神服織機殿神社(かんはとりはたどのじんじゃ)っていう神社で
ひらたく言うと”神宮レナウン”とでも申しましょうか。
糸とか服地とか服の神様です。
面白いことに
近くにもうひとつ似たような”オートクチュール神社”があります。
写真だけ見せられたら区別がつかないくらい そっくりです。
神道というか日本古来の価値観では
神宮も内宮、外宮と2つあって
内宮には、その次に格式が高い別宮として月読宮(つきよみのみや)があって
外宮にも、その次に格式が高い別宮として月夜見宮(つきよみのみや)があるのが興味深いです。
IT用語的にはデュプレキシング(二重化)とか
「本命がダメになっても、ほれ 予備があるぜ~」という考え方があるのですが神道的には、どうなんでしょうかね?
- 昼と夜?
- ハレとケ?
- 満潮と干潮?
- 善と悪?
まだイロイロありそうですけど
そういう二元論的な考え方が根底にあるんでしょうか?
ご先祖様が何を尊んで、何を恐れて、何を願ったのか
そんなことを想像してみるのも歴史の楽しみのひとつですね。