雨、降ってます。
僕が会社員だった時のタバコ部屋での会話。
松阪山間部に住んでいる同僚が「週末は菌打ちしてた」と。
聞き慣れない言葉に、僕は聞き返しました。
「ええっ!?菌打ちって何?」
どうやら原木にドリルを使って穴をあけて
シイタケの菌を埋め込むそうです。
春と秋にはシイタケが沢山生えてくるとか。
その会社は固い会社なので副業は厳禁なんですけど
どういうわけか農業、漁業、といった一次産業にはユルくて
たとえば5月の連休明けには
兼業で田んぼをやってる人なんかグッタリしてたり。
「会社でゆっくり休んで~」とか。
ま、それでですね
シイタケの原木に興味を持ったんですけど
あれは
- 適度な温度
- 適度な湿度
- 直射日光が当たらず風通しがよい場所
などと、やたらと生育条件が厳しいんですよ。
で、「一般家庭で唯一シイタケ栽培に最適な場所は風呂場」って。
そうしたら
シイタケ買わなくてもよくなるけど
風呂に入れませんがな~
というわけで僕のシイタケ計画は挫折したままです。
ま、そんなにシイタケが好きなわけでもないですけど。
だけどさ
シイタケには上で紹介した原木と
他に菌床っていうオガクズを固めた培地と2種類あるのね。
一般に流通しているのは菌床のやつ。
だけど原木の方が美味しいです。
で、生意気にもシイタケの味には鮮度が重要でして
採れたての原木シイタケなら
魚焼きグリルで焼いて醤油をかけるか
フライパンでシイタケステーキにするような
極めて原始的な調理でブッ飛ぶ美味ですよ。
比較的奥地にある農産物直売所とか道の駅とかで原木シイタケを見かけたら、なるべく早くにお試しください。
あぁ、焼いてる間にシイタケの汁が出てきて
それが漏れちゃうのがイヤなので僕は傘の内側を上に向けて焼いてます。