夏のある日、包丁仕事をしていたら
うっかり指を切っちゃったんですけど
すぐにティッシュで巻いて、その上からセロテープで巻いて
止血するのに2日もかかったわ。
というのは理由があって。
僕 ”血を固まりにくくする薬”を去年の暮れに入院してから処方されてて
毎日それを飲んでるんですよ。
だけどさ、どこか切って出血するとか
普通に生活してりゃ今後もあるわけでしょ。
というわけで定期検診のときに主治医に相談したのですよ。
「いや~。このまえ 指を切っちゃったら止血に2日かかりました。
どんな対策とか手当てすればいいんでしょう?」って。
そしたら主治医の目の奥で「待ってました」の光が灯ったように見えたよ。
そして
先生「方法は2つあります」
僕「ほう。2つ?」
先生「切ったらすぐに病院に来てください。薬を中和する注射を打ってあげます」
僕の心の声(病院まで20キロ離れてるんですが…)
その時、僕の心の声を読み取ったかのように
先生「もうひとつは…」
僕「はいっ」
先生「納豆を食べて下さい」
お互いニッコリ。
僕も知識としては知ってたんですけど、
たかが納豆がそこまで薬効に影響するとは思ってなかったです。
僕「納豆で出血が止まるんですか~」
先生「うん。止まる止まる」
だが重要な問題がある。
僕は納豆を食べないのだ。
「え~っ なんで納豆食べない?」とか
「あんた人生 損してるよ」とか言われますので
酒が飲めない人に
「あんた人生 損してるよ」って言わないようにしてます。
不自由や不遇は 思いやりの心を育むのです。
うん。
上手いこと まとめた。