というわけでハマグリです
なんか江戸時代に流行ったらしいですね。
- その手は桑名の焼き蛤(「その手は喰わない」と「桑名名物の焼き蛤」)
- 恐れ入谷の鬼子母神(「恐れ入りました」と「入谷の鬼子母神」)
- びっくり下谷の広徳寺(「びっくりした」と「下谷の広徳寺」
- 嘘を築地の御門跡(「うそをつく」と「築地門跡 」)
- 志やれの内のお祖師様 (「洒落る」と「妙法寺」)
- 情け有馬の水天宮(「情けあり」と「(久留米藩主有馬家の藩邸内にあった事から)有馬の水天宮」)
- いやじゃ有馬の水天宮(「いやじゃありませんか」と「有馬の水天宮」)
- 申し訳有馬温泉(「申し訳ありません」と「有馬温泉」)
「流行語?桑名なんて僻地のこと…」とか思うでしょ。
ハマグリと三重県
ところが、人が少ないことで定評の三重県ですけど”お伊勢参り”あるでしょ。
かつて全国からお伊勢さん目指して膨大な人数が切れ目なく押し寄せてきてたから
その副産物ってか伊勢はもとより途中経路である宿場町なんかも含めて
文化が伝播するルートができあがってたんですよね。
日本のあちこちで局部的に文化が発生するだけで終わらず
それを日本全体でシェイクして均す仕組みが昔から備わってたと。
はまぐりしぐれ
というわけでですね
焼きハマグリは、今じゃ なかなか目にしないんですけど
その他、はまぐり時雨(しぐれ)っていう
ひらたく言うとハマグリの佃煮が名産品になってます。
お客さんから、”しぐれ”をたくさん頂きました。
左のは昆布とかキクラゲの佃煮です。
”しぐれ”は、こんな風に二枚貝(ハマグリ、アサリ、シジミ、アルメハ)などの剥き身を”刻み生姜”と”醤油系タレ”で炊いてます。
しぐれ茶漬け
ご飯にたっぷり載せます。
ご飯の量に注目。
お茶漬け類は何でもそうですけどフルによそわない。
ご飯の上に”しぐれ”を並べてる間に熱湯を沸かしておきます。
”しぐれ”が浸るように熱湯を注ぎます。
そのあと、ブログを巡回したり 少し待ちます。
熱すぎると味がわからんしね。
すると”しぐれ”から味が染み出てきますし
”しぐれ”本体は適度に味が抜けて柔らかくなります。
最初の写真と比べてご飯が増えてますね~。
僕は栄養バランスも考えて海苔を1枚焼いて四つ切にして
お茶漬けと一緒に食べますのよ。
ま、買うと結構な値段なので
県民みんながしょっちゅう食べてるようなものじゃないんですけどね。
それと似たようなものは全国各地にありますよね。
佃煮
以前、ある方から沢山の種類の本物の佃煮を頂いたことがあって
(本場 江戸、佃島のやつでネット販売してない貴重なの。)結構シアワセになれましたヽ(´▽`)/
子供の頃は、見向きもしなかったんだけど
大人になるとホントこういうのが好きになりますね。
爺ちゃんが卓袱台の前で正座して
ズズズッって”しぐれ茶漬け”を食べてたのを思い出します。