というわけで肉。
こちらでは松阪肉(まつさかにく)
または、県外の人
特に東の人向けで松阪牛(まつさかぎゅう)って呼んでいたんですけど
ここ10余年前からTVなどマスコミでは
松阪牛(まつさかうしorまつざかうし)と呼ばれることが多いとか。
そう。肉または牛の呼び方だけでなく
”松阪”も正式には”まつさか”と読むのが”まつざか”だったり
”松坂”だったり
表記や表音が揺れまくっている謎の食べ物なのです。
もうワケわからなくなっちゃったでしょ。
そういえば小牧だったか犬山だったか
名古屋がある愛知県の奥地で
初めて訪れた居酒屋でお客さんを接待していて
お会計の時に、店のおねいさんが
「三重県から来ました?」って。
お客さんと会話している時に僕が「まっつぁかにく」と発音したことでピンときたそうです。
なんとか県民ショーで、そんなバーテンダーがいましたね。
と、やけに長い前振りをして…と。本題。
こちらには回転焼肉というものがある。
もうね、最近すっかりベジタリアンになっちゃった僕ですけど
病院で検診を受けた直後の解放感っていうの?
その足で「久しぶりに回転焼肉に行こう!」って思いまして。
そうなんです。
寿司屋みたく生肉が小皿にのってレーンをグルグル回ってる店がありまして。
しかも、後から焼肉業界に参入した業者が
話題作りの為に奇をてらって肉をレーンで回転させてるわけじゃなくって
こちらでは1~2を争う有名店の看板を掲げた店の支店がやってるんですよ。
で、勇んで店内に入ったんですけど
「今日は、こちらでよいですか?」と疑問形で訊かれつつ
掘りごたつの席に半強制で案内されたのよ。
肉レーンのカウンターには誰も座ってなく停まっていたのです。
僕は案内された場所に着席する前に
「回ってる肉に用事があったので、また」と言い残して店を出ました。
というわけで焼肉を食べ損ねました。
てか、焼肉を食べたかったら案内された席に座って食べていたと思います。
肉はともかく
金網の上で派手に炎上するホルモン。
丼メシ3杯も4杯も食べながら昔は大好物だったよ。
”盛者必衰の理をあらはす”だねぇ
とか思ったけど、肉食べてるだけで盛者とか無いよね。