先に謝っておきます。
長くて、ごめんちゃい。
先月、東京の池袋に泊りがけで寄ったのよ。
知る人ぞ知る池袋北口。
僕は激しくスケベですけど
売ってる春には全く興味が無いので、そっちじゃありません。
そこには”真の中華街”があるのです。
一般的に、中華街として観光地化されている場所は…
行って食事をした人ならわかりますよね。
というわけで下調べもせず店を探していて
というか林立しているんですけどね。
僕が選んだお店は入店するなり激しいアウエイ感。
日本人、僕だけw
最初に軽く注文してイマイチだったら他店に行こうかと。
メニューは最初の方に串焼きが載ってて、これがお店のオススメと理解しました。
カイコのサナギの串もあって「えらい所に来てしまった…」と。
その名も東北料理
東北菜(ドン・ベイ・ツァイ)
中国にも東北料理があるのですよ。
なにせ、大きな国だから中華料理って国が違うレベルで、いろんな料理の集合体なのよ。
で、あちらの東北地方は黒竜江省や内モンゴル、吉林省、遼寧省など、ずばり”旧満州”ら辺です。
そう!日本では水餃子が有名ですね。
ウチの父系は満州引揚者なんですけど、僕が作る餃子は婆ちゃんD(婆ちゃんはAからDまで4人いる)から教わった満州直系なので、昔から東北料理に興味があったのです。
生ビールを頼んだら、お通しなのかおつまみなのか落花生の素揚げが出てきました。
辣拌海白菜という茎ワカメの辛い和え物を頼みました。280円。
うっかりワカメを注文。
どこに行っても伊勢志摩民ですw
「夜は肉、食べたくないんだよな~」とか思いつつも
4種類頼んだ串焼きのうち最初の1本
牛肉串 1本200円
うまい!
表面に着いてるツブツブはゴマとクミンです。
正直なところ僕は日本の焼き鳥よりも、こちらの方が口に合います。
続いて牛血管串 1本180円。
牛の気管だそうですけど、それを焼いて辛いタレを塗りたくってます。
イカの胴体っぽい感じで、これもうまい♪
で、最後に出てきたのは手前の串が2本刺さってる羊排串、ラムのスペアリブ 1本380円と
奥のやつは同じく羊肉串。
これは1本100円で2本からの注文だそうです。
羊排串は、アバラの肉がこうやって連結しております。
あの部分特有の骨膜がイイんですよね~
もうね、たまらん旨い!
ここまででビールを4~5杯おかわり、安い紹興酒を1~2杯
しかし残酷なもので満腹のお時間がやってまいりました。
隣のテーブルではおねいさんたちが商品を製造しております。
許可をもらって撮影。
一般的に中国人は不愛想とかの先入観があるそうですけど
そんなもの、こちらの態度次第だと思います。
楽しく過ごせました。
すると、どうでしょう
頼んでもないフルーツがwww
え?そういう事もしてくれるんですか?と。
隣の席で串を製造するのをやめて片付け始めたら
若いカップルがやってきました。
香港からだそうです。
僕は、よく居酒屋で独り飲みしているおやじ。
初対面でもホイホイ話しかけます。
で、彼らに皿に”山盛りの何か”が配膳されるのを横目に僕は噴き出してしまいました。
僕は許可を求めて撮影しました。
料理を撮りやすいように、お二方 身体を大きくひねって画面から外れてくれました。
ホントは、この大皿を嬉しそうに見つめてるカップルを撮りたかったんですけどね。
で、撮った後は使い捨て手袋をはめて
手づかみで”山盛りの何か”を食べ始めました。
”山盛りの何か”の正体は醤大骨(ジアンダアグー)かと思われます。
骨の周りの肉を歯で剥ぎとって食べるワイルドな料理です。
若いカップルは、これ目当てで来たそうですよ。
中国の子らが同じ中国の他地方の料理を食べに日本の店に寄るって面白い。
「こっち来て食べな」みたいな感じでしたけど満腹だし、わざと気付かない振りをして
撮影のお礼を言いつつ お会計しました。
もう既に安心していたけど
一応書いておくと明朗会計だったよ。
で、ホテルに戻って数時間寝たら
再び夜の池袋に出動しました。
どんだけ食い意地が張ってるんだw
僕は働きます。
海や川が空いてる平日に泳ぎに行きたいので
土日は働いて仕事の貯金をしたいのだ。