お気に入りの茶碗を割ってしまいました。
奈良の秘境にある店で買ったもの。
朝ごはん、カツヲのヅケを載せて茶碗を持ったところ
どうしたものか、指が滑ってしまった。
割れてしまったものは仕方がない。
そういえば小学生の頃
誰だったか掃除の時間中に教室の花瓶を割っちゃって
たまたま担任が不在で
隣のクラスの担任に言いに行ったら
ボロカス怒られる
あるいは時代が時代だったから殴られるのも覚悟でしたけど
思い出すに40歳台、いや昭和だったから30歳台だったかもの男性教諭が
「かたちあるものは全て壊れる…」と。
あれはホッとしたと同時にカッコよかったな。
というわけで割れてしまった茶碗を嘆いたところで…
そうだ!金繕い(金継ぎ)をしよう。
数万円の費用がかかっても、この茶碗はその価値がある。
と思いたって
茶碗の破片を集めて洗って干して
代理の茶碗で朝食を終えたらすぐに金繕いしてくれる職人さんをネットで探しました。
が、まてよ…
金繕いは電子レンジ不可だよ。
茶碗の主な用途はご飯用。
だから電子レンジは不可避なのです。
というわけで仕方がないのでエポキシ接着剤で組み立てることにしました。
A液とB液を混ぜ合わせるアレです。
これなら電子レンジも水洗いも大丈夫。
仕上げの研ぎ出し用の紙やすりも買ってきました。
子供の頃から工作が大好きだったし
バラエティショップをやっていた頃は日々店の各分野で発生する修理を引き受けていましたからね。
こういうものは、お手の物なのです。
ところがね、あれから20年近く経過しちゃっているのですよ。
なんか勘が働かなくて
結局、茶碗は9割まで組み上げたところで崩壊。
リトライしたけど同じ。
残念ながら諦めて捨てました。
茶碗を買った そのお店は4年くらい寄ってないけど
近々、再訪したいと思います。