今年も落花生を茹でました。
とはいえ、ウチの畑のじゃなくって買ってきた生落花生を茹でました。
前にも書いたかもですけど
僕と茹で落花生との初めての出会いは高校を卒業して数日後。
担任の先生の家に男女十数名が集合して先生と飲み明かした朝。
奥さんが鉢に山盛りの茹で落花生を出してくれました。
それまでの僕はカリッとした落花生しか食べたことありませんでして
湿った殻を割ると中身も湿っているのを指先で感じて
「これ腐ってる」って声に出さず、ちゃぶ台の下の灰皿にコッソリ捨てて
また、別の殻を手に取って剝いても同じ。
ところが先生はじめクラスメイトらは普通に食べているので
「そういうものなのか」と、僕も口にしてみると
少し違和感はあったものの、すぐに慣れました。
3つ目4つ目からは「美味しい!」と感じるようになりました。
その集まりでは夜通し「実はあの時…」の暴露話で盛り上がりました。
在学中だったら言えなかった話。
暴露ネタは先生側も生徒側も盛り沢山なのです。
しかしまぁ、ほんの1週間か10日前までは飲酒も喫煙も見つかれば謹慎。
それが先生の目の前というか先生と一緒に朝まで酌み交わしタバコも吸いまくり。
法律の境界線を感じました。
そして完全に日が昇って「次回は夏に富士川でBBQ!」と約束して、それぞれが車に乗って散ってゆきました。
おいおい、さっきまで酒飲んでただろ。
そんな感じで茹で落花生を食べると”あの朝”のことを思い出します。
85年の出来事だったから
あれからもう32年も経ってしまいました。
当時30代後半だった先生、まだ健在か気になるところです。