というわけで台風が迫っておりますが
めげずにスジの炊き方を書きたいと思います。
完成すると、こういう感じになります。
ごはんの上、片側だけスジを盛っているのは
どうせ食べる時にスジをまくってご飯を露出させるからです。
それではメイキングいきます。
まず、スジとは何か?
業界用語で”原木”という肉の塊から肉と、その他の部分に切り分けます。
その他の部分から脂を除いたものが今回取り扱うスジです。
わざわざ今回取り扱うと書いたのはスジは大きく分けて3種類あって
コンビニのおでんでお馴染みの串に刺したヤツもスジですけど正確にはあれはメンブレンという横隔膜についているものです。
で、他にはアキレス腱。
体育や部活の時に自分でも触ったことがあるでしょ。かかとのアレよ。
そして、上記の牛肉各部についている固い部分。
これら3種類の全然違う部位のものがスジと呼ばれています。
今回は下茹で&カット済みのものを買ってきました。
(ナマのやつを買ってきた場合は鍋いっぱいの水で2回茹でこぼします)
スジが完全に水に浸かる状態からプラス5センチ程度の水を入れて煮ます。
すると脂が浮いてくるので2枚重ねにしたキッチンペーパーをのせて脂を吸わせます。
(冷やして脂を固めて除く方法もあります)
こーんな感じで繰り返します。
すると、脂は鍋肌の方に溜まりますから鍋をほんの少しずらして(火を鍋の中心から少しずらして)、なるべく鍋肌の片側に脂を集めます。
で、2つ折りにしたキッチンペーパーを今度は鍋肌に沿わせて脂を吸わせます。
めんつゆをドボドボ入れて下味を付けます。
で、生姜や大根、こんにゃくなどを入れます。
だけど、炊きあがって冷凍する場合、こんにゃくは変質して食感が全く変わってしまうので
それも好き好きですが、こんにゃくは滑らかツルンでないと許せない人は、この時点でこんにゃくは入れない方が良いかもデス。
僕は面倒だから入れちゃいますけど。
はい。食べれる状態になりました。
このまま食べたり
ここから小鍋にとってザラメと醤油で味を濃くして丼にしたり。
美容と健康に大変よろしいですけど、それは僕にとってどうでもよい。
単に、めちゃめちゃ美味しいので秋、冬は時々作ります。
さて、今日は本でも読んで過ごそうか。
そうそう、昨日のヂャスコは大混乱だったよ。
いつも商品満載だった棚には空きが目立っていたしレジ待ちの列が正月の混雑時以上!
市民の皆さん
よほど前回の台風で長時間停電したのに懲りたのかね。