「名月をとってくれろと泣く子かな」
とても好きな句です。
あの、美味しそうな月を見上げながら
「あぁ、今日もウチの敷地から出ずに一日が終わるな」とか
「土瓶蒸しで清酒やりたいな」「だけど当分ムリ」とか考えてた秋の夜。
一杯やりに街に
さて、翌日の金曜も、やらなきゃならない事がいろいろあって
夕方になったら「一杯やりに街に行きたいな…」って思ったんだけど難しい。
そこで、いいアイデアを思い付いた。
「タクシーを呼べばいいのだ。どーせ来ないから諦めがつくだろう」
数年前から、こちらのタクシー事情は酷くて
夕方5時過ぎなんて、まず断られるだろう。
そしたら、家で飲めばいいだけだ。
とか思ってタクシー屋さんに電話したのね。
そしたら「あ、ちょうど近くにいるからスグ行きますよ」ってwww
「きっ、着替えるから少し待って~」って大急ぎで支度したよ。
仕事の残り?
「しゃーない。土日も働くか」みたいな。
というわけでお店に着いたよ。
繁華街を通り過ぎた奥の外れにあるからタクシー代、片道2800円w
最近お気に入りのお店
事実上、ひとりで店を切り盛りしている(仲居の婆さんもいるw)若い店主が
いつも心のこもったお料理を作ってくれます。
その若い店主ね
京都で修行してたらしいんですけど
「あえてサカナでは勝負しません」って。
野菜料理が得意という、こちらでは珍しいタイプのお店。
いや、普通に魚介類も出してますけど、それは「売れるから仕方なし」
武漢コロナで世の中が外出自粛だった時
ここは、そういうの無視して営業を続けてたんですね。
結果、正解だったと。
料理人としても素晴らしいけど経営者としても見事だよ。
というわけで、は~い
おみやげですよ~
秋の独り晩餐♪
左上から右へ
- 突き出しと生ビール
- 冷やし冬瓜
- さわら西京焼き
下の段におりて
- サトイモの揚げ出し
- ここから清酒に切り替えて…
- 店主自慢の炊き合わせ
これを食べに来た
というわけで本日のメインイベント
マツタケの土瓶蒸し、いきます!
三つ葉をどけると現れたのは
マツタケ、ハモ、かしわ、芝海老、ギンナン。
大定番の具です。
たった1粒のギンナンでさえ、
鍋に入れた白砂を使って丁寧に炒ってくれるんだよ。
猛暑の頃にね
「もう少しがんばったら涼しくなって土瓶蒸しを楽しめる…」って
人生の指標になるくらい好き!
いつか大盛り、ヤカンで作ってもらいたいくらい好き!
バーで一杯 のつもりが…
というわけで満足したら
店を出て、繁華街まで歩いて行ってバーに行ったよ。
古民家をバーに改装しちゃったお店。
暗い古民家に土足で入るw
静かにウイスキーを軽くやって出るつもりだったのが…
隣のおねいさんと、その奥にはおねいさんのお母さんがいて
バーのマスターと4人で異様に盛り上がったよ。
その大盛り上がりした話題は介護www
というわけで、ちょっと予定より飲みすぎたよ。
でも楽しかった。
バーで笑いすぎて顔面の筋肉が痛くなったのは初めての経験でした。
〆は友達の店
さて、せっかくスイッチが入ったままだし
街からタクシーで友達がやってるお店に行ったよ。
先に電話したら「もうすぐ終わりだけどいい?」だって。
ウイスキー&ソーダ
きうりのぬか漬けとメカブを頼んだよ。
自分の家で飲むのと変わらないw
以上、気楽で楽しい独り飲みでした。
火曜日の朝、お客さんとの打ち合わせに使う用で試作品を作ってるんですけど
この晩でエネルギーをチャージしたのか
昨日は、うんと仕事が進んだから
今日は自由だよ。
家の事、やろう。
掃除機かけたい。
忙しくてご無沙汰だった父ちゃんの墓にも行きたい。
天井の消火器、まだ取り付けてないし~
おフランスの友達にメールの返信もしなくちゃ。
居間の室内灯の蛍光灯が切れちゃったからLEDのに付け替えたいし。
ずいぶん前にシルバー川柳で入選した
「LED使い切るまで無い寿命」 これ好きだわ~。
さて、
今日も 長々と、ありがとうございました。