大阪に行きたかった
というわけで武漢コロナによる長期の自粛も
ええかげん嫌になったので息子3号の所に行ってきました。
ま、息子はお金が無くなると
ちょいちょいコチラに戻って来てたんで
会ってはいるんですけどね。
だけどウチや伊勢の馴染のお店で息子と飲むのもいいんですけど、
大阪に行って息子の働きっぷりを肴に飲むのも、これまた趣がありますからねぇ。
息子と飲めるシアワセ
てか、何度か書いてるけど
僕が30代だった頃、まだ幼児だった息子らを抱きながら居間で飲んでて
「一緒に飲める日が来るといいけど、たぶん無理だね」って思ってましたわ。
当時は金儲けで家庭を壊すくらい忙しかったから
多少の体調不良でも診察とか特に受けてなかったし
法定の検診結果なんか受けるは義務だけど”要精密検査”とか結果が返ってきても無視してましたよ。
ま、退職した後から思い知らされましたけどね~。
「ほんと死神が背中に貼り付いてたんだ…」って。
いやぁ、そこから見事にV字回復の末(正確に言うと、その後もういちど死にかけたからW字回復)、こうやって息子とねぇ。
神様ありがとう!
神仏は嫌いだけど。
なんと大阪に伊勢うどん専門店!
というわけでですね。
お昼ごろに息子の職場近くの難波(なんば)に到着する感じで動いたのですよ。
難波は”食のみやこ大阪”の中でも特に濃ゆい地帯ですからね。
あえて昼食は予定せず、とりあえず何か惹かれるものがあるお店に寄ろうかと。
で、まずは難波駅構内をウロウロとしていると…
思わず二度見…
「こっ、これ伊勢うどんやん!」立ち止まって写真を撮るw
あの、まずいことで全国的に有名な(個人の感想です)伊勢うどんが…
しかもメニューの中のひとつじゃなくって専門店ですよ。
基本的にメニューは伊勢うどんor伊勢うどんのバリエーションばっかりの伊勢うどん専門店。
いやぁ、たまげたわ。
と、隣のお店を見ると
隣も伊勢うどん専門店www
なんと隣も伊勢うどん専門店www
こちらは伊勢には無い肉の巻き寿司とか若干”肉要素”をプラスしたアレンジ。
「いったい何があったんだ大阪?」
いやぁ、これだから大阪は好きだわ。
合理的ではある
まーね、よくよく考えてみると足早に沢山の往来がある駅ナカの食堂街。
江戸時代に全国から神宮に押し寄せていた大勢の参拝客にはパッと調理できて洗い物も最小限で
ササッと食べられるから回転が速くて、さらには利幅が大きい伊勢うどん。
お伊勢参りと条件が似てるやん。
これを商売ネタにセレクトしたか…
合理的っちゃ合理的ですわね。
大阪おそるべし
というわけで
予期せず出くわした伊勢うどん専門店2店に驚きつつも、久々に歩き疲れたのもあって
とりあえず宿に行って荷物を置いてから再び昼食探しの旅を続けよう…
そうだ、息子には「近くまで来たよ」って電話しておこう。
チャラいのが来た
そしてまだお昼を少し過ぎた頃、
息子のお店近くの街を何か珍しい食べ物は無いかと散策していると…
なんと向かいからフラフラと自転車に乗って小汚い男が近づいてくるではないか。
男の正体は今夜会う予定の息子3号でした。
予期せず偶然 道端でバッタリwww
仕込みでお店に向かう途中だとか。
2~3言話して「んじゃ、夜ヨロシク」って分かれたよ。
息子は再びフラフラを自転車をこいで去っていきましたw
怪しさ満点。職務質問されっぞ!
めし 酒 インド
というわけで、お昼は結局いつものインド屋さん。
「今日は何か変わったものを…」とか思いつつも
結局、馴染のお店に行ってしまって情けない…
で、この日の宿に戻って息子と会えるまで待ち遠しいから寝たよ。
寝るのはタイムマシン。
時間加速器。
そして僕は日暮れまでワープしたよ。
そしてメインイベントの肉
息子のお店はホテルから徒歩2分w
満員御礼をかき分けて、いちばん奥の席へ。
いつもここが指定席なのです。
お店は但馬太田牛っていう神戸牛寄りの銘柄牛を扱っていて高品質なのにお値段控え目で大人気なのです。
メニューは僕でさえ聞いたことが無い部位が盛り沢山の焼肉が中心。
ではあるけど、なぜかテールスープやら”おでん”も名物という
柔軟というか、よい意味で節操が無いところが素敵w
”さいぼし”って知ってます?
数年前、同じく大阪に向かう電車の中で読んでた”被差別のグルメ”っていうマニア向けの本で僕は存在を知ったんですけど日本にも固有のハムが存在してたんですよ。
それがメニューに出てたから迷わず注文w
写真の右上ね。
たっぷりの生タマネギとおろし生姜で頂きます。うまかった♪
神の子まで言っちゃうと嘘くさいw
でね、飲んでる途中で2組の常連さんに僕を紹介しはじめて照れ臭かったよ。
うち1組は2日前に僕が来ることを息子から聞いてて待ち伏せしてたとかw
本当かよw
でね、息子の事を「神の子」って呼ぶ時があるって言うもんで
僕は「その親は髪ありませんけど~」っておどける。
ハゲって便利だわぁ~
それはそうと、息子は誰も知り合いがいなかった大阪で4年、着実に良い友人(お客さんだけど)を得ているのを感じました。
日付も変わって、そろそろ…
ま、そんな感じで時間はあっという間に過ぎてしまいまして
満員だったお客さんもいなくなって
あとは息子とゆっくり話しながら
うっかり閉店時間の25時まで居座ってしまった。
長い時間、待ち焦がれただけあってすばらしい夜でした。