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少し先を見る

  • 2022年2月23日
  • 仕事
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この春に卒業する大学生。

就職はバイトの学習塾運営を延長して新卒で社員になる予定だったのを先週、断ったらしい。

「やりたい事」があるんだと。まだそれが何なのか聞いてないけど。

だけど僕に「ウェブデザインとユーザーインターフェイスを教えてほしい。マジで。」だと。

 

人を介していた会話なので、僕は即座に反応できませんでした。

 

なのでメモ代わりに書いときます。

マスコミの牙城があった時代

過去にウチの長男が僕に「父さん、インターネットがまだ普及していなかった頃に、よくわかったね(今の時代を予想できたね)」と言ってきた事がありました。

その頃の僕と長男とは同じくらいの年齢。

息子と同じくらいの年齢の僕の場合、世の中はテレビ全盛期でした。

「飛ぶ鳥を落とすような」とは、よく言ったものです。

物事の善悪さえ大手マスコミの意のままでした。

「この世はマスコミの掌中にあり」そんな世の中でした。

斜陽

僕の友達にもテレビ制作関係者を目指して大学や専門学校で勉強しているやつがパッと思い起こすだけで2桁いました。

偶然ネットで見つけたのですが、なかには制作関連会社を経営しているヤツもいます。

2年間、毎晩一緒に飲んでいた間柄です。

今、彼がどうしているのかは怖くて連絡できませんけど。

何が言いたいかというと、これまでTVや新聞に流れていた広告費はネットに流れ、年々苦境が深刻になっていると伝え聞きます。

「あの頃」は華やかだった産業も時間が経ってみると。

シアワセな未来にするには

今、盛り上がっているインターネット関連業界も、その辺について常に用心するべきでしょう。

今は盤石に見えるかもしれませんが終焉は早いものです。

僕が現在やっているWebコンテンツ制作業なんて産業は15年後にも存続しているのだろうか?

いや、広義での”そういうもの”は存在しているでしょう。

しかし僕がやっているように家内制手工業的に一本モノを製作して、それで生活を維持できるのか?

競合は?大手が参入?

現在あるサイト制作アプリよりも、近い将来もっと使い勝手を向上させたものが普及する事があっても不思議ではありません。

Webサイトなんて場合によったら「お客さんが自分で作ったら100% 意のままですよ」って場合に出くわす事も多い。
「いちいち業者を介してたら面倒でしょ」って。(まぁ、これにはイロイロ続きがありますが)

だから”現在盛り上がってるもの”の関連で考えるのは程々に。

もう少し目を開いて、アンテナの高さや本数や形状を何とかして、日常の解像度を上げてみてはいかが?

数年で結果なんか出ないかも。

いえいえ、結果を出せずに終わっちゃうかもだけど。

でも、「より多く感じよう」って意識した暮らしは思ってもみなかった副次的なシアワセをあなたにもたらす確率は結構あると思う。

そうならなかったら?

あなたの運命だ。あきらめろん。

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