とにかく好きで好きでたまらない
昨日は快晴。
夕飯はカツヲにしたかったから漁港の近くのカツヲ屋さんに電話したよ。
今日はカツヲが揚がってるか聞いたんだ。
カツヲ屋さんは小売りもしてくれるけど実際の業態は卸です。
ちょっと前、漁港でカツヲの水揚げを見てたら偶然、漁港併設の市場で知ったんだ。
で、海から揚げたばっかりのを売ってもらったよ。
それからは、遠路を厭わず何度も買いに行ってます。
とにかく最高のカツヲの為なら時間とガソリン代をかけても惜しくない。
僕はそんな食べ物を知っていて幸せだと思います。
息子が関心を示しました
先日、鳥羽のお寿司屋さんで息子1号と飲みながら話をしていて
上で書いたカツヲの話をしたら興味を示したので「じゃ次はお前のも買うてきたる」って。
というわけでカツヲを2本買いました。
いつもカツヲを買うと、その場で3枚に下してもらいます。
その後は持参のトロ箱(発泡スチロールの白い箱)に
いや、持参と言っても ここでもらった箱ですけど
その箱に氷詰めしてもらいます。
カツヲ屋のおばちゃんが言うには「魚屋の冷蔵庫じゃダメ。食べる前まで氷あてとかな」って。
さて、夕方カツヲをウチに持って帰りました。
カツヲ屋さんでは3枚に下すまでやってくれるので、
皮を引いたり中骨や腹骨を取り除いて柵にしてから、お刺身に切り分けます。
早速、奥さんが張り切って残りの工程をやってくれます。
カツヲ2本もどうするの?
さて、買ってきたのはカツヲ2本、3枚に下すと4枚です。
3枚おろしと言っても可食部分は2枚だけですから。
(という書き方だと何が何だか混乱しますね)
息子1号に1枚あげるとして残りは3枚。
ウチで食べるにしても多すぎる。
その回答は
岡山にいる息子2号と4号に送ります。
ヅケにして送るのです。
あくまで僕の好みなんですけどヅケは作って3日目くらいが食べ頃だと思うので丁度いいのだ。
「なんで獲れたてのカツヲを…」って思うかもだけど
十代の頃からヅケを数十年間作ってきた僕が得た教訓は「ヅケでも新鮮な魚で作ると段違いにうまい!」です。
なので、新しい息子らにも食べてもらいたかったからです。
というわけで夕方5時ごろに帰宅してから「ヨーイ、ドン!」です。
本日発送にするにはヤマトの営業所まで6時半までに持って行く必要があります。
先に書いた皮引きから骨取り、下処理と味付けをほとんど奥さんがやってくれました。
せっかく岡山に荷物を送るから、
別で書いた自家製梅ジャムを大鍋からビンに移して
それらも一緒に箱詰めして、無事に間に合いました!
梅ジャムは奥さんの妹たちに取りに来てもらうつもりです。
僕としては分かれて住んでる家族が会える機会を作ってるつもりです。
息子1号も旨さに驚いた
「はーっ、やれやれ」って僕らがウチに戻ってしばらくしたら
仕事を終えた息子1号がカツヲを取りに来ました。
じゃがいも、どっさり持ってw
今は収穫時期なんだそうです。
息子1号は家賃タダと引き換えに会社の寮長みたいな事も兼任しています。
よくある海外からの研修という名目で来ている人らの世話人です。
まぁ、今回のカツヲは「お前が食べろ」ってつもりだったからカツヲの半身を1枚持たせました。
そして忙しかった1日を終えようとしている僕らも
清々しながら晩酌スタートです。
しばらくすると電話がかかってきました。
酔っぱらった息子1号が「あのカツヲけっこう美味しい」って。
「けっこう美味しいだ?最高に美味しいだろが」僕は言い返しました。
続けて「あれ以上のカツヲは無いからな。料亭でも出てこない」って断言しました。
息子は同居しているフィリッピンの人らにもカツヲを振舞ったそうで
生魚を食べる習慣が無い人らですけど実食したら大絶賛で早々に半身を食べきってしまったそうです。
「よし。新鮮なうちに全部食べるのが正解!」
僕の遺産
美味しいものは多くの人に味わってもらって、みんなの口の中を幸せにしてやりたいです。
息子1号には機会があったらカツヲ屋さんに連れて行って紹介してやろうと思っています。
彼が大切にしている人たちにも味あわせてあげてもらいたいからです。
ってか、いちいち理屈っぽい僕ですなぁ。(バカだから)