昨日の朝は予告どおり親の家に行って車をコペンちゃんに乗り換えて南伊勢に出発…
のつもりだったんですけど親の家に行ったらトラックやら資材やらが家の周囲に積んであってコペンちゃんをガレージから出せない。
この日から親の家は外壁塗り替え工事スタートだったのです。
というわけで仕方がないからメインの車で出かける事にしました。
メインの車は快適なんですけど幅が広いから、これから向かう場所の道路事情に難が予想されるんだよね。
屋根が開かないし…
礫浦攻略
南伊勢って
社会科で習ったリアス式海岸だから”無数”って言っても大袈裟じゃないくらい集落があるのね。
その集合体。
そこの礫浦(さざらうら)という漁港がある集落に到着しました。
君が代の”さざれ石”を連想します。
さて、目指すは礫浦ら辺に存在する”絶景ブランコ”。
たまたまGoogle mapで調べ事をしていたら見つけた絶景ブランコという謎の施設。最近できたらしい。
ところがカーナビが何か変。変な道に誘い込もうとしている。
やむを得ず村内散策
というわけで僕らは住民から文句が出なさそうな場所に車を停めて徒歩で村内を散策しました。
そういう事は予測済みだったので僕はタブレット持参なのだ。
奥さんは普通に常時スマホ持ってるし。
で、Google map起動…
なんか、表示される情報が変。
清水から来たお爺ちゃん
というわけで村民を捕まえて聞き込み開始。
散歩していたお爺ちゃん、まさかの元清水市民でお互いの静岡思い出話に花が咲く。
いや、花を咲かせてる場合じゃねーよw
結果:失敗
親切な駐在さんご夫婦
そんな時、僕はとっとと交番を探すタイプの人です。
で、交番に駆け込んだものの裏から出てきたのは私服姿のご夫婦。
40代かな。
旦那さんは刑事ドラマに出てきそうなイケメンで奥さんは気さくでかわいいタイプなナイスカップル。
こんな僻地で駐在やってると寿命が3年延びちゃうぞw
話を聞くと、転勤直後のまだ着任前で「こっちが道を聞きたいくらいですw」みたいな。
結果:とりあえず失敗
親切な駐在さんご夫婦again
というわけでしたが奥さんの「せっかく来たんだから…」というご意見で僕らは海岸線沿いの崖に沿ってクネクネと。
途中、ちょっと開けた場所に車を置いて徒歩でもブランコを探す…
目的地に近づいているんだろうけどナビの指示も徒歩でのGoogle mapの指示も、いろいろ変なんだよ。
困った困った…
すると車が1台、この道路で見かける初の車が麓から上ってきた。
すれ違いざまに車の窓から…
車に乗っていたのは”まさか”の先ほどの駐在さんご夫婦。
僕らの事が気になったのと、せっかくの機会なので赴任地の勉強がてらご夫婦もブランコ探索に出たそうだよ。
親切な駐在さんご夫婦final
またまた駐在さんご夫婦と遭遇。
だけど書くのが面倒だからカット。
というわけで、その後 何とか目的地周辺へ。
少々の山歩きの末に…
僕はハイジのオープニングみたいな巨大ブランコを想像していたんですけどね。(年寄りしかわからん)
まぁ、絶景といえば絶景ですけど
こちらの風景を見慣れている僕としましては、日常景色ですな。
転落(飛び越え)防止の網が邪魔w
というわけで僕らは納得したのでブランコを後にしました。
帰り道の奥さんのご感想は
「良かったけど次に来ようとは思わない」との事でした。
僕らは再び細い道をクネクネと通りながら下山して、礫浦の隣の相賀浦に抜けました。
真珠や鯛の養殖場がある、こちらものどかな漁村です。
牡蠣の自販機
ようやく国道260号線に出て、ウチを目指して。
牡蠣の自販機があったから記念に撮っといたよ。
この時点で午後1時半くらいだったかな。
「ごはん食べる場所、いいの無いから伊勢に戻って回転寿司か牛丼屋でも…」
オーダーストップとか時間的にアレなので大手チェーンが僕の脳裏に浮かびました。
コンビニで豚まんなんかで済ませてもいいけど、途中経路のコンビニはローソンばっかりなんだよね。
ローソンの豚まん、あんまり口に合わない。
謎のお店
国道沿いの、これまで気づいていなかったお店を通り過ぎる。
が、気になってUターンしてもらったよ。
ここは迫間浦(はさまうら)、鯛の名所だよ。
ま、南伊勢は ほとんど全域が鯛の名所だけどねw
お店のメニューを見ると、何だか違和感。
上手く説明できないんだけど、この辺の個人店だったらお刺身か揚げ物メインなはず。
ところがさ、タイカレーって何よw
しかもメニューの配列で左上、一等地にタイカレーだよ。
「どーせ鯛の名所に掛けてるんだろ」って思いつつも”変な体験”を欲して、うっかり注文してしまった。
なお、別紙メニューには何故か自家製チーズケーキとか載ってて、ますます変。
(のちに謎の理由が判明)
だけど、お店はほぼ満席で女性客が半分だから、僕の経験上はハズレが無いはず。
いろいろ変だ。
鯛の名所でタイカレー到着
奥さんは鯛と野菜のフライ定食
もう書くの疲れてきたから、どっちも大変美味しかったという雑な感想で申し訳ない。
奥さんのセットに入ってた鯛めしを少し分けてもらったけど悶絶するくらい美味しかったです。
こういう定食メニューを頼むと大抵、「美味しかったけど小鉢は残念…」とかあるでしょ。
それが無いのよ。
一品一品全て美味しい。不気味なくらい美味しい。
結果:大成功!
店主さんの正体は
いろいろ謎を抱えつつも大変美味しかった食事を胸に僕らは自宅に戻りました。
さて、鯛の名所のあのお店について調べてみよう…
ブッたまげましたよ。
なんと鳥※国際ホテルの料理長を引退された後、あの場所(すげー僻地)でお店を始められたそうだよ。
それでメニューに自家製チーズケーキが載ってるんだ。
そのホテルは昔からチーズケーキが名物なのです。
良い意味で違和感ありすぎな調理姿
どーりで調理中に給仕のオバチャンに時々指示を出すんだけど
柔らかで丁寧な言葉遣いなのね。
プロセスも声に出してさ。
調理はご自分ひとりだってのに。
「どこか大きなお店でやってたでしょ」って思ってたら当たってた。
絵になる人生だね
そんなにスゴイ所で采配を振るっていた後は僻地で細々と。
そういう引退後の生き方って、とってもカッコいいと思います。
そして、そのおかげで一流どころの味を親しみある価格で提供してもらえて大変ありがたいです。
木・金・土の3日間しか営業してないから、来週あたり再び楽しませてもらおうと思います。
ありがとうございました
今日も寄ってくれて、読んでくれてありがとうございました。
本当は、すごく端折って書くつもりだったけど
結局 長くなっちゃってすみませんでした。
いつもだな…
それでは皆さん、よい日を!